知っておきたいアンティーク家具用語:クレストレイル

アンティーク家具におけるクレストレイルというのは、現在でも椅子の装飾などに使用されていて、背もたれの部分の一番上の部分に透かし彫りの彫刻などが施してある場合には、それのことをクレストレイルといいます。もともとクレストは鳥のとさかの部分や、山の頂上の部分のことを意味していて、椅子の一番上の部分の装飾が頂上に見えることから、クレストレイルと呼ばれています。

現在の椅子の形は基本的には非常に合理的に作られていて、座り心地の良さなどが重視されていることから、このような透かし彫りがされることが少なくなっているのですが、1800年代のヨーロッパなどでは、ごく一般的に使われていた技法で、この時代のイギリスを題材とした海外ドラマなどを見ると、背もたれに装飾が施してある椅子を見る事ができます。

現在でもアンティーク家具として流通している椅子にはこの装飾があるものがあり、日本ではリビングルームのテーブルを囲う椅子に使われています。これらの椅子は、デザインが個性的なので、モダンな雰囲気の部屋には雰囲気が合わないので、アンティーク家具の個性を活かしたい場合には部屋全体を中世から近代のヨーロッパ風にする必要があります。また食器などに関しても大量生産のものではなく、イギリスのブランド品などを用いると雰囲気によく合います。

現在では、世界的に合理的なものや、機能的なデザインが求められているので、アンティークなどは基本的にはマニアの趣味の領域になりつつありますが、富裕層を中心として人気を維持していて、インターネットサイトなどでも高値で取引されていて、人気の製品は売り切れ状態がつづいています。

日本でこれらの家具を手に入れるためには専門店に足を運ぶ必要がありますが、日本では伝統的な家具の人気が高いので、アンティークを置いている家具の大型店舗などはあまりありません。インターネットの場合には直輸入を請け負っている業者のサイトがありますが、購入をしてからイギリスやオランダなどから、輸入をするので、輸送コストが高くなり、到着までの期間も長くかかります。

高級感あふれるアンティークの家具や雑貨は、インテリアなどに合わせて購入することが大切なので、部屋の雰囲気に合っているデザインのものを選ぶ必要があり、そのためにはインテリアなどに対する知識などが必要となるので、雑誌などを参考にして、どのような配置が最適なのかを学習しておくと、センスのある部屋づくりができます。